ビワの葉温灸について

ビワの葉や種子に優れた薬効があることは、インドではお釈迦さまの時代から、
ビワの葉を使う治療法が普及していたと考えられています。

中国でも明時代の有名な薬草学の本「本草綱目」にビワの葉の薬効が書かれています。

日本では6世紀頃に仏教が伝来したときに、
ビワの薬効に関する知識も一緒に伝えられました。

 

各地にお寺が次々と建立されていきましたが、
そのお寺の周りに必ずビワの木が植えられたそうです。

ビワの葉には「鎮咳・鎮痛・利尿・健胃・整腸」その他、
幅広い薬効が広く知られるようになり、「ビワの葉を皮膚に直接貼る、ビワの葉を当て
マッサージする、ビワの葉のお茶やビワ酒、ビワの葉のお風呂に入る」など種々の治療法が、
いろいろな病気に行われてきました。

 

ビワの葉温灸療法は、①アミグダリンなどのビワの葉の薬効成分による効果、
②温灸の温熱によるツボ刺激効果、③指圧の効果を組み合わせたもので、

この三つの効果が一体となって、互いの効力を相乗的に高め合い、
大きな効果を生み出してくれます。

ビワの葉温灸療法の特徴としては、
「熱くない、痕がつかない、気持ちの良い療法」と言えます。

 

ビワの葉温灸療法は、いろいろな症状を取り除いたり、軽くする
対処療法であるだけでなく、全身の状態を整えて自然治癒力を高め、

病気を根本から癒す全身療養でもあります。

 

全身療法ですから、患部だけでなく背骨の両側、腹部、両手両足、
まで施術していきますので、一時間くらいかかります。

是非皆さんもビワの葉温灸療法を体験してみて下さい。

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