冷え性について④

こんにちは、今回は衣服での冷え性対策についてのお話をします。

冷えを予防するには、まず冷えやすい襟首、手首、足首といった「首」と
名前がつく部分を冷やさないようにすることが大切です。

風邪の引き始めに、背すじがゾクゾクと寒く感じる体験をされた方は多いのでは
ないでしょうか。

  

東洋医学では風邪の邪は、首筋のすぐ下にある「風門」というツボから
入るとされています。

冷えが入り込みやすい、襟首をタートルネックやマフラーで温めることで、
体温が逃げにくくなり、全身が温まりやすくなります。

手首は袖の長い衣服と手袋で、足首はタイツと靴下や、
スパッツとレッグウォーマーなどの重ねばきで対応していきましょう。

 

体を温める服装の基本は「上半身は薄く、下半身は厚く」です。

上半身は厚手の服を一枚着るよりも、薄手の服を重ね着したほうが空気の層ができ
保温効果が高まります。

インナーは体を締め付けず、二の腕までカバーするものを選ぶようにしましょう。

 

下半身のポイントは、お腹と腰、そして足首です。

冷え性改善には、下半身を温めることが重要になります。

特に女性は、お腹と腰を温めることが様々な婦人病の予防に繋がります。

お腹が冷えると、内臓が冷え下痢や便秘の原因となります。
さらに腰が冷えると、生理痛や生理不順、不妊症の原因になってしまいます。

お腹を温める良い方法としては、腹巻をすることがお勧めです。
最近では服の下に身に着けていても、薄くて目立たない物や、遠赤外線、
ゲルマニウムなどを取り入れた、機能性の高い腹巻も市販されています。

寝ている間は血液がお腹に集中するため、お腹を冷やさないためにも、
是非腹巻を取り入れてみて下さい。

 

冷え性対策には3つの首とお腹と腰、下半身の保温を心掛けていきましょう。

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