棒灸について

こんにちは、私のコラムをお読み頂き有難う御座います。

今日は、棒灸の効果や使用方法についてお話しします。

 

棒灸とは艾(もぐさ)を和紙で硬めに包んで直径1.5㎝、長さ30㎝程の棒状にしたもので、
端に火をつけて、それをツボに近付けて治療するものです。

考案国の中国では日常的に、体調が悪い時などに自分や家族のために使用する、
誰もが知っているポピュラーな治療法です。

棒灸の効果としては、温熱作用、血行促進作用、鎮痛作用などが知られています。

棒灸の使用方法については、

①固定して温める

棒灸をツボから3~5㎝程離して、棒灸の熱が気持ちよく身体の奥の方へ通る
感じが出るように温めます。

 

②動かしながら温める

棒灸を皮膚から3~5㎝程離して、直径10㎝位の円を描くように
ゆっくりと回しながら温めます。

筋肉やツボの流れに沿って、棒灸を往復させながら温めます。

 

③近付けたり、離したりしながら温める

棒灸をツボへ3㎝位に近付けて、熱くなったら離し、また近付けるようにします。

この操作により棒灸の刺激は強くなります。

 

棒灸は身体の不調や、体質による症状や慢性化した症状などにも効果を発揮してくれます。

経絡に沿ってゆっくりと棒灸を動かし、うっすらと皮膚が発赤してくるのを目安に、
治療をすると気持ちの良い温感が感じられ、効果が発揮されます。

 

是非皆さんも棒灸を体験してみて下さい。

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