小児はりについて

こんにちは、今回は小児はりについてのお話をさせて頂きます。

小児はりは関東では馴染が薄いですが、特に大阪では現在でも非常に
盛んに行われており、健康維持のために毎月一回は施術を受ける習慣があります。

 

「はり」とは命名されていますが、小児はりは軽微な皮膚接触刺激を主とした
特殊な療法で、直接皮膚に鍼を刺入することはありません。

  

小児はりの適応年齢は、首が据わり始める生後一か月位から、小学校六年生位
までが、一応の基準となります。

 

小児はりは海外でも注目されており、特に大師流小児鍼はドイツの小児科で、
治療に取り入れられています。宗家である谷岡先生は各国から招請され、年に数回
セミナーを開催するなど、世界的な広がりをみせています。

 

適応症の第一は疳の虫症状です。
疳の虫とは、生後三か月位から五歳位までの小児が起こす種々の症状に対する
俗称で、主な症状としては、夜泣き、寝つきが悪い、キーキー奇声をあげる、
人に咬みつく、食欲が無い、ヒキツケを起こす、行動が粗雑になるなどで、
顔色は一般に青白く、目つきが鋭くなり、目尻や額に青筋が現れたりします。

その他の適応症としては、夜尿症、小児喘息、気管支炎、アトピー性皮膚炎、
鼻炎、蓄膿症、風邪を引きやすいなどの虚弱体質、中耳炎、チック、吃音など
があげられます。

 

疳の虫は、早い子で生後三か月位から始まり、脳の発育が盛んな三歳位までが
特に起きやすくなります。

原因としては、新しい知識をどんどん吸収しているために起こる、一過性の
脳の興奮状態と言えます。

夜中に泣き出して、どんなにあやしても泣き止んでくれないと、親にとっては
大きなストレスになり、場合によっては育児ノイローゼにもなりかねません。

小児はりにより、脳の興奮状態を鎮めていくことで夜泣きの回数や、
泣いている時間が短くなったり、他の症状も軽減されていきます。

治療の回数は軽症なら2,3回、中程度で4,5回、重症なら6~10回程度が
目安となります。

但し、疳の虫は治療後一か月近くたつと再発してくるため、三歳位までは
毎月3~5回ずつ定期的に小児はりをしておくと、発育も良く、病気知らずで、
元気に育つことができます。

お子様の健やかな発育のお手伝いをしていきます。

カウンセリングは無料で行っています。
お気軽にお問合せ下さい。

 

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