自律神経の調整法について

新年明けましておめでとうございます。
何時もコラムをお読み頂き有難う御座います。
本年も宜しくお願い申し上げます。

さて、今回は手軽にできる自律神経の調整方法についてのお話です。

ご存知の通り、自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は主に日中、活動している時や緊張している時などに働きます。

  

副交感神経は夜眠っている時や、お風呂に入ってリラックスしている
時などに働きます。

 

交感神経と副交感神経が互いに正しく機能していると、病気にかかりにくく、
病気にかかったとしても重症化しづらい「免疫力が高い」状態でいられます。

ストレスなどにより交感神経が過度に優位になると、免疫力が下がり
体の痛みや、高血圧・心臓病・糖尿病・癌といった生活習慣病、
その他、不眠、耳鳴り、便秘など様々な病気の原因となってしまいます。

一方、食べすぎや運動不足といった不活発な生活を続けていると、
副交感神経が優位となり、アトピー、花粉症などのアレルギー疾患や鬱・認知症、
一部の癌などを発症させる原因となってしまいます。

 

健康で穏やかに暮らしていくためには、ストレスに始まる自律神経の乱れを
整えていく必要があり、そこでお勧めなのが「爪もみ」です。

「爪もみ」とは、福田稔先生が行っている自律神経免疫療法の基本施術の
一つを家庭向きに改良したもので、爪の生え際にある井穴(せいけつ)というツボを
揉むことで自律神経の乱れを調整していく療法です。

井穴は東洋医学では「経気」が出る処としている大切なツボです。

両手の親指から小指まで、爪の生え際の左右の角から2㎜程の指の付け根側を
例えば、左手の人差し指を刺激する場合は、右手の親指と人差し指で挟んで
「少し痛いけど気持ち良い」位の力で、一本の指に対して10秒ずつ、
両手の指全てを揉んでいきます。

時間がある時は、両足の爪の生え際も同じように揉んでいくと更に
効果的です。入浴の際などに試して見て下さい。

揉めばその場で手足がポカポカと温まってきます。
ちょっとした時間に手軽にできて効果の高い健康法です。
イライラした時などにも、良い気分転換になります。

一日3度までを目安に、毎日続けることで自律神経を整えていきましょう。

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